鳩間島ってどんなとこ?
鳩間島(はとまじま)という島をご存知でしょうか。那覇から西南西に約400kmにある八重山諸島。石垣島や西表島(いりおもてじま)が有名ですが、鳩間島は西表島の北隣約5km、石垣港からフェリーで約40分のところにある小島です。
一昔前になりますが、2005年(平成17年)、日本テレビ系列で放送されたドラマ『瑠璃の島』の舞台となった島です。主演は成海璃子。ドラマ放映を機に全国にその名を知られるようになりました。
主題歌の『ここにしか咲かない花』は、コブクロがこのドラマのために、実際に島を訪れて作った歌なのだそうです。ドラマのタイトル通り、瑠璃色(真っ青)が美しい島です。
鳩間島の見所
周囲約4km、人口約50人の鳩間島は、徒歩でも1時間か2時間で一回りできてしまう小さな島。旅先に賑やかな観光施設を期待する人にはおすすめできませんが、この島の魅力は何といっても手付かずの自然。自然とともにゆっくり流れる時間を心ゆくまで堪能する事のできる稀有な場所なのです。
それでは、島の見所を一巡りしてみましょう。舗装されていない道路が多いので、自転車を利用する場合は凸凹にご注意ください。
鳩間中森と鳩間灯台港の北側(内陸側)に行くと集落があります。さらに進んで島の最高地点(といっても海抜わずか40mほどですが)、「鳩間中森(はとまなかもり)」に行ってみましょう。八重山の代表的民謡『鳩間節』は、ここから眺めた景色の美しさを歌ったものだといいます。
鳩間中森には、鳩間島唯一の観光施設といえる、鳩間灯台があります。鬱蒼とした茂みを通り抜けて石段を上がると、そこには青空を背景にした真っ白な灯台。一見の価値ありです。
灯台のすぐ近くに、石積みの「物見台」があります。復元されたものだそうですが、ここからの眺望はまさに絶景。眼下に港、遠く西表島が望めます。
鳩間中森を下って島の西側に出て、海外沿いを時計回りに巡ってみましょう。
屋良浜(やらはま)島の西側に広がるのが屋良浜(やらはま)です。島で最も広いビーチです。白砂とガジュマルの木陰。贅沢な時間を過ごせそうです。
立原浜(たちばるはま)と武士家跡(ぶしぬやーあと)島の北側へ行ってみましょう。立原浜と呼ばれるビーチがあります。珊瑚礁の海には、干潮時にリーフそばにタイドプール(潮溜まり)が現れます。
すぐ隣に、石積みの遺構があります。その昔、武士が住んでいた屋敷の跡。石済みは2010年に復元されたものだそうです。
小ビーチの数々さらに時計回りに海岸沿いを進むと、「外若浜(ふかばかはま)」、「船原浜(ふなばるはま)」など、小さなビーチが点在しています。いずれもこぢんまりとしていて、まるでプライベートビーチのようです。海辺沿いの道も散策には最高です。
港に戻って一休み
島巡りでくたびれたら、港に戻って一休みしましょう。民宿・お食事処「海風」がおすすめです。キンキンに冷えたオリオン生ビール 500円、お任せ日替わりランチ(シーフードカレー、鳩間産アーサーたっぷりの八重山ソバ、ピリ辛タコライス等700円)が待っています。
アクセス・宿泊
石垣島から1日2往復、フェリーが出ています。所要時間は、直行の場合は約45分、西表島上原港経由の場合は約70分です。料金は往復で約4,000円。鳩間発は16時台なので、鳩間島でゆっくりしたい人は泊まりがよいでしょう。民宿・ペンションが8軒ほどあります。
まとめ
人口わずかな鳩間島にも人であふれる時期があります。旧暦6月の豊年祭と5月の「鳩間島音楽祭」です。賑やかさを求めたいときはこの時期を狙い、静けさを求めたいときはこの時期を外すのがよいでしょう。都会とは異なる速さで時間が流れる鳩間島。鳩間ブルーといわれる瑠璃の海を眺めに行きましょう。
(画像は写真ACより)