与那国島
与那国島とは、八重山列島にある島の一つです。台湾が目と鼻の先にある日本最西端の島として知られています。国境となる島でもあり、天気の良い日には極稀に海の先に台湾が見えることもあります。与那国島は石垣島とも100km以上離れ、独自の文化を形成していますが台湾の影響も見られます。
与那国島は旅行好きの人の間で有名であるだけでなく、実はお酒好きの人の間でも話題に上る島となっています。
お酒といえば元々沖縄地方は泡盛が有名です。しかし、与那国島には島内でしか製造されていないお酒があります。日本で製造されている酒類の中でも一番アルコール度数が高いとして評判の花酒というお酒です。お酒好きにはオススメです。
この花酒も台湾の影響を受けて作り出されたお酒だと言われています。与那国島を訪れた文化人によって日本本土の人にも知られるようになり、今や日本全国でも知る人ぞ知る花酒。今回はこの花酒についてご紹介します。
与那国島の花酒とは!?
花酒という美しい名前をもつ与那国島名物のお酒。美しい名前とは裏腹に、アルコール度数は日本一です。そのアルコール度数の高さゆえに、簡単に火がついてしまうので煙草など火気には注意が必要です。
アルコール度数日本一のアルコール度数とはいくらなのでしょうか?沖縄地方で日常的に飲まれている泡盛もアルコール度数が高いイメージがありがちですが、古酒やマイルド泡盛を除くと一般的に30度くらいです。花酒のアルコール度は泡盛を上回る60度です。
お酒の弱い人はもちろん、強いと自負している人でも刺激が強いので心して飲みましょう。
泡盛と花酒花酒という名前ではありますが、泡盛です。アルコール度数が高いために税法ではスピリッツ類となり、泡盛と名乗れません。花酒は泡盛の製造過程の初期に出るアルコール度数の高い泡盛であり、泡盛と原料や製造方法は変わりません。
ちなみに、花酒という名前の由来も「最初」という意味の「ハナサキ」だという説があります。
与那国島と花酒花酒は昨日、今日始まった歴史の浅いお酒ではありません。今でこそ気軽に飲むことができますが、その昔は琉球王朝への献上品でもあり高級品でした。
また、与那国島の文化とも関係があります。花酒は与那国島の冠婚葬祭にも使われる格式高いお酒です。離島でよく見られる洗骨葬にも使われていましたし、今でも結婚式の時に振る舞われるようです。日常的にアルコール度数60度の花酒を飲んでいるわけではありません。
オススメの飲み方人それぞれに好みの飲み方はあるでしょう。しかし、本来の花酒の味を味わうためにまずは舐めるようにストレートで楽しみます。それからはロック、水割りなど各々好きなように飲みましょう。
また、アルコール度数が高いため冷凍庫で完全に凍らないものの、冷凍庫に入れてとろっとした状態で味わうと、甘さが引き立つ上に舌触りも楽しめます。
花酒を通して、与那国島の文化も垣間見ることができます。アルコール度数が高いためすぐに酔う人もいるかもしれませんが、与那国島に思いを馳せながら、花酒の香りや舌触りをじっくり堪能してみて下さい。
与那国島で花酒を堪能しよう!
現在では通販も充実しているため、与那国島に行くことなく花酒を楽しむことができます。お酒好きの人への贈り物としても喜ばれるはずです。しかし、本場の与那国島で味わう花酒は格別でしょう。
また、与那国島には現在酒造所が3つあり、酒造所によっては工場見学も可能です。試飲できる場合もありますし、販売もしているのでお酒好きの人は行って損は無いはずです。行く前には製造所のサイトなどで営業日や工場見学の可否、予約問合せの要否などを確認しましょう。