なごみの塔の建つ竹富島
なごみの塔は、沖縄県の八重山列島を構成する島の一つである竹富島に建てられた展望台のことです。今回は、このなごみの塔についてご紹介します。まずは、なごみの塔がある竹富島のことについて触れておきます。
竹富島離島に移動する際の拠点となる石垣島。その石垣島から南へ約6km離れたところにある島が竹富島です。石垣島の離島ターミナルからは高速船に乗って約10分という短時間で到着できます。離島巡りが観光客の間でブームになっている昨今、石垣島からも近く、見どころの多い竹富島は多くの人が訪れています。
赤瓦が特徴的な木造家屋の民家や白い砂地の道路、島のあちこちに咲き乱れる鮮やかな色が映える南国の花々。多くの人がイメージする沖縄の原風景を見ることのできる島です。時間がゆっくりと流れ、非日常感を味わえるでしょう。島の全域が西表石垣国立公園に指定されています。
この沖縄らしい集落の景観は、重要伝統的建造物群保存地区に選ばれています。周囲9kmの小さな島なのでサイクリングをして島を巡るのも良いですし、三線の音色を聴きながら水牛車に揺られて島の観光をするのも人気です。
なごみの塔とは!?
なごみの塔は、竹富島の観光名所でもある存在感抜群の展望台です。竹富島にある3つの集落のうちの一つである西集落の中にある赤山公園内にある鉄筋コンクリートで造られた塔です。竹富島内を見渡せる場所として有名で、多くの観光客が足を運んでいます。
なごみの塔の歴史1953年に建てられたなごみの塔。赤山公園が公園化された際に西集落の住人によって建てられ、集落内で連絡事項を伝達するための場所として使われていました。
2006年に登録有形文化財に指定されています。沖縄の原風景が人気の竹富島で鉄筋構造は目立ち、米軍統治時代の意匠性の建造物という歴史的視点からも楽しむことができます。
なごみの塔なごみの塔は4.5mの高さがあります。平坦な竹富島の中で一番高い場所になります。しかし、展望台まで登降する際に利用する階段の急勾配はとても危険です。階段は一人ずつしか利用できず、更に上の展望台においてもスペースが狭く少人数しか入れません。
人気観光地で多くの人が足を運んでいますが、一度に少人数しか利用できないために列を作って待たなければならないことが多いです。
なごみの塔の現在なごみの塔は竹富島でも人気上位の観光地ではありましたが、残念ながら2016年から閉鎖されており人の登降ができなくなっています。
理由は老朽化です。建築されてから60年以上経っていることや、実際に建物にひび割れや鉄筋の腐食が確認されたためです。安全性を考慮しての決断であるため、ルールを破って登ったりしないようにしましょう。
国や沖縄県では、なごみの塔を改修したとしても以前のように登降はできないという見方を示しています。改修の見通しも立っていないのが現状です。なごみの塔には劣るかもしれませんが、ただ丘に行くだけでも小高くなっているので竹富島の風景を見渡すことができます。
竹富島になごみの塔を見に行こう!
竹富島の人気観光地であるなごみの塔。現在は閉鎖されているとはいえ、登録有形文化財にも指定されている島のシンボル的なスポットですし、沖縄の原風景を見渡せる小高い丘にあるので竹富島に行く際はなごみの塔に足を運んでみて下さい。
なごみの塔の閉鎖理由には観光客のマナー問題も指摘されています。危険行為や非常識な行為です。竹富島には住人もいます。危険な行為や非常識な行為は、本人に害があるだけでなく島民に迷惑をかけます。観光客一人一人がきちんとマナーを守るよう意識しましょう。