竹富島
竹富島は、石垣島の真西に位置し、石垣島離島ターミナルから高速フェリーに乗り、約10分で到着します。
八重山諸島の中心である石垣島から近い事と、昔ながらの街並みや島民が守ってきた生活習慣や風習が残っている事で、大変人気のある観光地となっています。
人口350人ほどの小さな島です。一時は250名まで落ち込みましたが、八重山地方の人気が上がり、Uターン組や移住者が定住して、人口は少しずつ増えてきています。
赤瓦の伝統的な古民家、サンゴの石垣、サンゴのかけらを敷き詰めた道、島を守るシーサー、南国の花が咲き乱れ、これぞ沖縄という風景が広がります。
竹富島は、サンゴ礁が隆起してできた、一周9㎞ほどの小さな島。公共交通はバスだけです。
サイクリングロードが整備され一周回っても30分足らず。車は入れないのでのんびりとサイクリングが楽しめます。フェリーが付くと、港にレンタルサイクルショップがたくさん出迎えに来ています。
竹富島出身の絶世の美女「安里屋クヤマ」を歌った「安里屋ユンタ」を聞きながら、牛車に揺られ村を一周するのもおすすめ。種子取祭の間も営業しています。
種子取祭
サンゴの土壌の竹富島には、農耕に適した土地がないため、沖縄が日本に返還される頃まで、西桟橋から西表島に農耕に通っていました。西桟橋は有形文化財に登録されています。
昭和51年の国立劇場公演で、竹富島の独特な衣装と楽曲、踊りなどの芸能が、世間に知られるようになりました。
竹富島の種子取祭は、地元では「タナドゥイ」と呼ばれ、豊作を祈るお祭りです。昭和52年に重要無形文化財に指定されています。
年間19回もの祭りが行われる、祭りの島竹富島。その中で最も盛大なのが種子取祭です。
祭りの時に奉納される芸能と、祭りなどの風習を保存しようとする運動が始まりました。伝統芸能を守るために、島民は小さい頃から熱心に練習を積んでいます。
種子取祭は、準備やリハーサルも含めて、8日間開催されます。クライマックスの2日間で、神に奉納する歌や踊り、狂言などの「奉納芸能」は、70以上の演目に上ります。
祭りの間は、世界中から島出身者が帰島し、訪れた観光客を含めて大変な賑わいとなります。
玻座真と仲筋の二つの村が、それぞれの芸能を競い合い高めていきます。祭りが近付くに連れ、練習に熱が入っていきます。
祭りの流れ
トゥルッキ 1日目 祭りの成功を祈り稽古を始める日です。2~4日は、奉納芸能の練習をします。
タニウルシ 5日目 各家の畑で種まきの儀式を行います。粟や米、小豆などを練ったおモチ「イイヤチ」作り、舞台作りや幕舎張りなど、祭りの準備に取り掛かります。
ンガソージ・シクミ 6日目 「ンガソージ」は大謹慎という意味で、静かに身を慎み過ごす日です。夕方になると、明日に向けてのリハーサル「シクミ」が始まります。
サチブドゥイ・ユークイ 7日目先踊り「サチブドゥイ」は、早朝に公民館主事に参詣してから、庭の芸能を奉納し、玻座真村の舞台芸能を奉納します。
夜は、根原家を出発して各家々を回る「ユークイ」を盛大に行います。歌ったり踊ったり狂言をしたりと、翌日の朝5時まで続く行事です。
アトゥブドゥイ 8日目後踊り「アトゥブドゥイ」では、朝は「シドゥリャニ」狂言を奉納してから、庭の芸能、仲筋村の舞台芸能の順に奉納します。
種子取祭見学の注意点
神事を行っているので、祈りの時や芸能を奉納している時は、静かに見学してください。
祭りの列や祈りの時に、前に出たり前を横切ったりしないようにしましょう。
携帯電話は、電源を切るかマナーモードに設定しておきましょう。
撮影は許可がいります。公民館に申し出てください。
種取祭の歴史や祭りに込めた島民の思いなどの説明会があります。参加して、種子取祭の事をもっと良く知りましょう。
平成30年の日程
平成30年の日程は、10月19日(金)にトゥルッキ、祈願と幕舎張りが10月23日(火)、ンガソージ・シクミの26日(金)からアトゥブドゥイの27日(土)までの2日間、奉納芸能が演じられます。
沖縄の伝統芸能を丸2日堪能できる種子取祭。心の底からの感動と島民との一体感を味わえます。いつもと違うエネルギッシュな竹富島を感じてみませんか。
(画像は写真ACより)