竹富島と伝統文化
沖縄地方には、日本本土とは少し異なる独特な伝統文化が多く受け継がれています。沖縄地方の文化や価値観、生活などを反映した伝統行事を見ることは沖縄地方のことをもっと深く知るきっかけにもなるでしょう。
それぞれの島において有名な伝統行事が残っており、外国からの影響や神様の信仰などが垣間見えます。沖縄の人は故郷や故郷の伝統文化に誇りを持っています。本土の人には目新しく映り、まるで外国文化を見る感覚で楽しめるでしょう。
八重山列島に位置する竹富島もまた、芸能や風習、民芸、祭礼などの伝統文化が多く残されている島です。竹富島を象徴する重要伝統的建造物群保存地区に指定されている家屋からも想像できるように、竹富島の住民にも伝統を守ろうという意識は強いです。
竹富島には、タナドゥイという重要無形民俗文化財の他にも有形文化財や無形民俗文化財など国や竹富町が指定した文化財が多数存在します。観光客の間でも有名なものもある一方、あまり知られていない文化財もあります。
その土地の伝統文化に触れるのも観光の楽しみの一つです。竹富島の伝統文化に触れたいという人は、竹富島にあるゆがふ館や民芸館、喜宝院蒐集館を訪れると良いでしょう。今回は、ゆがふ館や民芸館、喜宝院蒐集館をご紹介します。
ゆがふ館・民芸館・喜宝院蒐集館
竹富島は面積5.43㎢の小さな島であるにも関わらず、島内には伝統文化に触れることのできる施設が複数あります。竹富島のことを深く知れる機会なので、ぜひ訪れてみて竹富島の伝統文化を見学したり体験したりしてみて下さい。
ゆがふ館フェリーターミナルからすぐ近くにあるので行きやすいです。ゆがふ館の「ゆがふ」とは沖縄地方に伝わる古い言葉で、幸福な世の中という意味があります。昔の沖縄の人は五穀豊穣の願いを込めたといわれています。
環境省管轄のビジターセンターで、竹富島らしい外観の赤瓦の建物です。竹富島の文化や歴史がわかる展示物を観覧することができます。シアターでは映像資料も放映されています。竹富島に関する知識を得ることができます。
民芸館あまり注目されていませんが、竹富島は伝統的な織物で有名な島でもあります。ミンサー織りや芭蕉布などは知っておいても悪くありません。竹富島は知る人ぞ知る民芸の島です。そんな竹富島で民芸に触れてみましょう。
芭蕉布が出来上がるまでの工程がパネルでわかりやすく展示されています。実際に機織りをしている様子を見ることもできます。また、観光客が機織りを体験できるコーナーや民芸品販売のコーナーも設置されています。
喜宝院蒐集館喜宝院蒐集館と書いて「きほういんしゅうしゅうかん」と読みます。喜宝院とは日本最南端の寺として知られています。蒐集館は寺に併設された施設の資料館です。展示物の数が多く、貴重なものや登録有形文化財に登録されているものもあります。
生活用品や日用品の他にもカイダー文字や藁算、昔使われていた紙幣など展示物は多岐に亘り、竹富島の歴史や人々の生活を肌で感じることができます。住職が時間をかけて集めたものです。場合によっては館長による解説や話を聞くこともでき、より興味が湧いてくることでしょう。
ゆがふ館、民芸館、喜宝院蒐集館は民俗に興味がない人であっても楽しめる展示内容となっています。少しでも時間があれば立ち寄ってみることをオススメします。
竹富島の伝統文化を楽しもう
竹富島に行く人の大半が、沖縄らしい集落の見学やコバルトブルーの海かもしれません。しかし、竹富島の伝統文化に触れてみるのも旅行の醍醐味といえます。ゆがふ館や民芸館、喜宝院蒐集館で知識を得ておくと、竹富島で過ごす時間がより充実するでしょう。